続・理想の女性を求めて その3

想定外
オンラインデートの希望時間は夜で申込み。
クラブ経由で彼女からの返信は、結婚しているから夜は難しいとのこと。
ちょっと待て!
初めて知ったんやけど…
そんなこと書いてあったか?
改めて彼女のページをよく読んでみると、そう取れなくもない一文が。
今まで既婚者と会ったたことないので、漠とした不安。考えても仕方ないので、とりあえず話してみよう…
希望時間を昼間に変更しオンラインデートに。
彼女と連絡先を交換し、実際に会うことになります。
コロナ禍だし、一方だけ移動時間が長くなるのを避けて、会う場所は2人の間をとって京都でランチ。
京都と決めたものの全くの不案内なので、こんな時は食べログ先生が頼り。先生と相談の結果、伊勢丹に入ってる和久傳で会うことになりました。
戸惑い
お会いしたのは知子さん。
彼女の気づかいか、同世代からか、初対面でも話していてすごく楽。
何かの弾みで私のクラブネームの名字が本名であることを伝えると
『これから○○○ちゃんって呼ぶね』
初対面でちゃん付け…
今までこんなこと無かったのですが、これが同世代の良さかもしれません。
会計を済ませ、ここで解散を伝えます。
これは事前に決めていたことで、どこで誰に見られているか分からないのに、無防備に人妻である知子さんをホテルに誘えない。
『離れて歩いても駄目ですか?』
『それでも止めときましょう』
『じゃあお茶だったらいいでしょ?』
こんなにグイグイ来る女性は初めてで戸惑ってしまいます。
タバコを吸いたくなったので、彼女に断りを入れてから屋外の喫煙所へ。
タバコの匂いを嫌ってか、知子さんは少し離れた場所で待っていたのですが、初めて彼女が着ていた服が茶色のニットワンピだった事に気付きます。
あれから6年近く経ちますが、彼女の立ち姿とニットワンピは今だに覚えてます。
お茶も終わり解散することに。
別れ際に握手を求められたのですが、この経験も初めて。
前回在籍時と何が違うんや?
今までなかった展開に、ただただ戸惑うばかり。
休会
2回目のデートはドライブ。
行先は一度は食べてみたかった、そば切り蔦屋。
待合せの時には全く気付いてなかったのですが、お店で向かいあって座ると知子さんが着ていたのは黒のかなりタイトなニットセーター。
乳でか…
外で会ってるから今日も誘う気ないんやけど…
意思を曲げてしまいそうなので、外の素朴な景色ばかり見てました笑
後の話ですが、彼女から腕を組んできて、気恥ずかしさを誤魔化したくて
『乳当たってんで』
『乳って言うのはおじさんくさいから、胸かおっぱいって言った方がいいよ』
とのことです苦笑
食後は車の中で彼女の話しに。
これまで何人もの男性にしつこく付きまとわれ、何度か警察に届出したことがあること。
今も新たにしつこい男性がいること。
こんな時に上手く話せない自分がもどかしい…
うんうんと彼女の話しを聞くばかりです。
送り届ける駅が近づくなか、知子さんの様子がなんかおかしいと感じながら運転してると
『あのね驚かないで聞いてね。次は抱いて欲しいの』
動揺した私は知子さんから注意されるまで、前方に人が横断しているのに気づかないほど。
私が警察のお世話になるところでした笑
次は外ではなくホテルで会う展開になるはずですが、なぜか映画を観ることに。
今となっては経緯が全く思い出せません。
映画の後で話していると、しつこい男性から「秘密をばらす」と脅され慌ててクラブを休会(注)。
その後、警察に相談して無事解決し、脅しはブラフだったとのこと。
『良かったやん!やったらクラブに復帰したらいいやん』
『○○○ちゃんがいるから別にいいかな』
上手く返せないっす
復活
遅まきながら、4回目にしてホテルで会うことに。
予約したのはホテルグランヴィア京都。
JR京都駅直結でお互い交通の便が良かったというのもありますが、電子タバコならOKで、コロナ禍で格安。
当時9時から17時の8時間デイユースで1.2万か1.5万だったように思います。
ラブホより安い…
会う前日にサイトを見ていると、知子さんが復活してる(注)
私がいるから復帰しないと言っておきながら、しかも初めてホテル行こうと言ってる前日に、わざわざすることか?
頭にきた私は別れを前提に会うと決めます。
先にチェックインし、知子さんを後から部屋に迎える形に。入ってくると徐ろに
『どうしても私に会いたいという人がいて、非表示を止めたの』
そう言えば、質問箱でそんな回答してるスタッフいたな…
『昨日 復活してるのに腹がたって、今日は別れようと思って来てん』
表情が変わる知子さん。
私が思っていることを話し、彼女から復活の経緯を聞き、私のわだかまりも解け、2人で部屋内ランチ。
その後、初めてのセックスは途中で私がエンスト。
次に会った時もエンスト。
お互いの工夫で、3回目にやっと最後まで辿り着きます。
注)当時は女性の意思で休会したり再開することができました。
違和感
知子さんと会うのは、ほぼグランヴィア。
私が先にチェックインし、ノックされてドアを開けると、いつも少し小首を傾げ上目づかいで佇み、そして部屋に入ってきます。
お昼はルームサービスか伊勢丹で買い込んだ食べ物とお酒を飲みながら会話を楽しむ。
流れでベットをともにし、彼女を先に送り出してから私がチェックアウト。
毎度同じパターンでも飽きなかったのは、彼女との会話が尽きず楽しかったのが大きい。
お付き合いした会員をディスったり笑、家族の話しをしたり写真見せたり、私の子どもが発達障害で上手くいかないグチを聞いてもらったり、知子さんが涙ながら話す過去を聞いていたり。
ラインを送ると即レス。
服は毎回違っていて気持ちが嬉しい。
私にとって何でも話せて、長く深く心がつながった女性は知子さんが初めて。こんな私に付き合ってくれて感謝してるし、大切な人。
なのに知子さんへの感情は適温から上がっていかない。
知子さんは私に対してどこか一線を引いているのがもどかしかったのですが、これまでのストーカー被害や彼女のプライベートでの出来事を考えると納得できます。
最も大きかったのは、自分の中にある違和感。
『クラブを辞めようと思ってるけど、どう思う?』
私は1人の女性とお付き合いするスタイルですし、こんなことを言われたのは初めてで、嬉しい!という感情が真っ先に上がってくると思いきや、体内を渦巻くのは戸惑い。
『俺からは何も言えない。自分で決めて欲しい』
と我ながら何とも歯切れが悪い。
何度か聞かれましたが、同じ答えを繰り返すだけでした。
もし、任せとけ!みたいな事を伝えたら、すぐ辞めただろうと想像できますし、私からの後押しがないから迷ったのだとも思います。
それでも、初めて相談されてから1年後くらいに知子さんはユニバースを辞めました。
『おばあちゃんになっても一緒にお茶してね』
『私の最後の男になって』
『愛してる』
ここまで言われたのも初めて。
求めていた心のつながり以上を手に入れてる言葉なのに、違和感が先に立つ。
なんなんや この感覚は…
少しは女性と距離を取れるようになったからか?
お手当の関係だから、真に受け取れないからか?
知子さんを信じきれないからか?
雪ちゃんの時と何が違う?
転機
知子さんと初めて会ってから2年ほどして私が職を変えることになり、昼間会うことは難しくなってしまいます。
これまで月1、2回のペースで会っていたのですが、これからは年数回に激減してしまう…
以前、コロナが終わったら夜も会えると言っていたので聞いてみると
『今も夜は難しい』
2022年は完全にコロナは終息してなかったので、彼女の言うことはもっともですが、期待してただけに落胆も大きい。
私にとって知子さんは大切な女性。
あそこまで言ってくれた人はいないし、別れるつもりもない。だけど雪ちゃんの時と違って、知子さんに対してどこか冷静。
これまで一人の女性とお付き合いするスタイルでしたが、ほぽ会えないのなら新たに女性を探しても良いのかもしれない。
約2年ぶりのオファーに動き始めました。
閑話休題 既婚女性
匿名質問箱を見ていると、絶対オファーしないとか不貞行為など書かれていて、反論の余地ないです。私も既婚者ですから尚更。
私は既婚女性とお会いしたのは知子さんだけなので、かなり憶測の域を出ませんが、オファーする価値は有ると思ってます。
クラブを通して男性と会ってることがパートナーに知られたら家庭を壊す可能性があります。
それでも登録するのは、お手当はもちろんですが、他にも理由があるのでは?と推測するからです。
ただ、お互いのパートナーに迷惑が掛からないよう、お互い配慮し合わないと、継続したお付き合いは難しいと思います。







